旧萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ ※更新終了

ヴァルキュリヤ内燃機関(3)読了


昨日機内で読むつもりだった秋★枝先生の『純真ミラクル100%』1~3巻の古本は、新千歳空港の除雪待ち快速エアポートの車内で読んでしまったので、札幌駅でちょっと途中下車して紀伊國屋書店で何か読めそうなものを探していたら『ヴァルキュリヤ内燃機関(3)』が出ていた。『純真ミラクル100%』の続きが読みたいが、紀伊國屋書店では見つけられなかった。今日は猛吹雪でブックオフまでの外出が躊躇われる。
1巻はブログ書いたのに、2巻のときはちゃんとブログを書く時間がとれなくて。貴島煉瓦の単行本としては最高の表紙だと思う、のだがそう読み返すような内容のマンガでもないので、自宅のブックオフ行きの袋に入っている。
僕は短編が好きなので、ヴァルキュリヤ内燃機関のようなラノベ展開をそのままコミカライズしたような冗長な作品は内容が薄いしダルい。でも、そうでもしないと読者ウケが悪いし、漫画家としても食っていけない。
ブコメもシリアスもメカ少女バトルも趣味のガジェット好きもくどすぎず適当なバランス感覚で1巻に盛り込んで話を進めていくマンガというものを貴島煉瓦は本作でようやく発揮してきた。ゆるい日常と息を呑むバトルのリズム感覚が、1巻2巻3巻と巻を重ねることでだんだん掴めてきている。
担当編集が悪ノリ過ぎる帯のウリ文句はさておき、帯ウラで登場人物一覧を毎回載せてることが思いのほか重要で、とにかくそのへんのフォローが作品中に一切ないので、間隔を開けて読むと誰が誰なのかさっぱり(里奈が好きと書いておきながら里奈の名前が思い出せないレベル)。その辺は担当編集さんが“よくわかっていらっしゃる”のだと思う。グッジョブ!