旧萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ ※更新終了

ZOOM UAC-2購入



音楽制作用のオーディオインターフェイスって古いエントリーモデルだと48kHz/24bitとかハイレゾに対応してないものが多くて、そろそろ乗り換えを考えているけど選択肢が多くてどれにしようか迷う…という人も多いはず。そこに来て最新のUSB3.0 SuperSpeedに対応したオーディオインターフェイスがZOOMから新発売されたと聞いて衝動買いしてしまいました。

過去に所有していたZOOMの機材はこの3つ。1201は一時期2台持ってました。エディットできないかわりに即戦力となるプリセットを豊富に揃えたマルチエフェクターで、空間系はもちろんのこと、特定の周波数帯にだけかかるフィルターとか、浜辺のラジカセやレコードのノイズを足すエフェクトなど、決して高音質ではないのですが土臭い感じの独特の質感がたまらない機材でした。
RFX-300はロボットのお面みたいなダサい筐体ながら、乾電池駆動するので出先で活躍。ディレイのつまみをグリグリ動かした時の効果が面白かった。簡易ですがギターアンプシミュレーターやマスタリングエフェクトも付いてて、RCAピンジャックも付いててDTM音源用の機材としては使いやすかったですね。実はこっち(出雲)に来てから中古で買い戻した時期もありました。今でも好きなんですね。
MRT-3はbeatmania IIDXと同じ7鍵のリズムマシンということで叩いて面白かったし、キーマップがGS配列ということでMIDI音源としても使いやすかった。エフェクターは内蔵しておらず、エフェクトかけ録りの音色に納得いかない面もあったけど、パンチの効いた出音はオケに埋もれず重宝しました。当時はサンプリングCD買って自分でドラムセット組むより安いと思って買ったものでした。
とまあZOOM機材の昔語りはこれくらいにしましょう。安くて使いやすくて意外と高性能という路線は相変わらずですが、安かろう悪かろうな部分はベリンガーが持って行ってくれたので、ここ10年くらいのZOOMのイメージってだいぶ変わったのではないでしょうか?PS-02っていう携帯ゲーム機みたいなちっちゃいレコーダーを出してきて、それがすごい衝撃的だったのですが、それからマルチトラックレコーダー中心のラインナップに移行していった感じですね。一時期はMTRにマルチエフェクターにドラムマシンにサンプラーMIDI音源と全部のせ感がすごかったのですが、PCと連携するようになってから洗練されてきた印象があります。今回のUAC-2もとても洗練された製品ですね。


DAC流行ってますからヘッドホンアンプとして期待する向きもあるかもしれません。UAC-2はダイレクトモニター機能が付いているので、本体のPHONE端子を使う機会も多いでしょう。音質は悪くないです。クソも使い物にならなかったPreSonus AUDIOBOX USBのPHONE端子と比べれば十分な音質です。


コンピュータのジッターノイズに影響されないアシンクロナス(非同期)転送システムによる原音忠実再生は伊達じゃないですね。同じヘッドホンを使って聴いているとは思えないほど解像度が高く、音の広がりが変わって聞こえます。2チャンネルのオーディオにこれほど多くの情報が記録できるのか!と驚いてしまいました(まあバイノーラル録音ですから)。
新しいもの好きにはおすすめできる機材です! パソコンにUSB3.0付いてるのに使い道がないという人は検討してみてはいかがでしょう?
ZOOM USB3.0 オーディオコンバーター UAC-2

ZOOM USB3.0 オーディオコンバーター UAC-2