陸上自衛隊の戦車が集中してる北海道に戦車道やってる高校がひとつしかない理由を考えてみた
俺の中の秋山優花里いわく。
「北海道で連盟に加盟している高校が道南のメイプル高校だけなのはどうなんでしょうねぇ?」
高校野球のように南北海道代表校だとしても、北北海道代表校がないのは不自然だ。
ましてや北海道は米ソ冷戦時代の北方重視で陸上自衛隊の戦車が集中配備されていて、戦車に馴染みの土地柄のはずだが…?
その理由を元道民なりに考えてみた。
カナダ系メイプル高校に関しては『月刊戦車道 増刊第4号』に詳しいようだが未読。噂によると半ページしか書かれてないらしい?
この地図だと学園艦の母港は苫小牧港・室蘭港・函館港のいずれかということになる。苫小牧港だと大洗港との間に航路があるから大洗女子との絡みも期待できる。
北北海道で学園艦が寄港できそうな主要港は、留萌・稚内・紋別・網走・根室・釧路・十勝のいずれか。
参考:北海道の港
第2師団第2戦車連隊(上富良野)第5旅団第5戦車大隊(鹿追)第11旅団第11戦車大隊(北恵庭)第7師団第71戦車連隊(北千歳)第72戦車連隊(北恵庭)第73戦車連隊(南恵庭)なのに戦車道は道南メイプル高校だけという違和感 #ガルパン pic.twitter.com/xDJlt5U9Cl
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) November 9, 2015
※第11旅団第11戦車大隊は2014年3月26日に真駒内駐屯地(札幌市南区/『ガメラ2 レギオン襲来』オープニング)から北恵庭駐屯地へ移駐した。
第2師団は道北の旭川市、第5旅団は道東の帯広市、第11旅団は道央の札幌市にある。
上富良野駐屯地と鹿追駐屯地は北海道のほぼ中央に位置し、北恵庭駐屯地・南恵庭駐屯地・北千歳駐屯地は新千歳空港に近い。
内浦湾がある関係上、メイプル高校が函館にあるのだとすれば陸上自衛隊との関係は遠くなるが、苫小牧・室蘭にあるのだとすれば陸上自衛隊との関係は近くなり、以下の考察は無意味となる。
滝川駐屯地の第10普通科連隊は第11師団(当時)なので『中空知防衛軍』で74式戦車が札幌方面から駆けつける描写は正しかった。けど、距離的には旭川の第2師団の方が近いのでそっちを先に動かしたくなるジレンマが創作やっててある地域なのだ… https://t.co/AQqAIR5QBO
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) November 9, 2015
『中空知防衛軍』はあさりよしとおの母校、北海道滝川高等学校(の旧校舎と思しき建物)の女子高生が滝川市役所(の旧市庁舎)所轄のパワードスーツで宇宙人と戦う1985年の漫画。
※あさりよしとおは上砂川町出身。
私が旧ASIA LUNAR時代に創っていた『みこたん~巫女と戦車と滝川と~』の元ネタのひとつであり、みこたんでやろうとしていたことは『ガールズ&パンツァー』の大洗に全てやられてしまった。
ガルパンの話に『中空知防衛軍』が結びついているのはそのため。
ああそうか、駐屯地近いと戦車道やらずに陸上自衛隊入っちゃうから流行らないんだ。リトルアーミー→陸上自衛隊の流れだな。写真は戦車道全国高校生大会だから小・中学校は見えてこないし。 #ガルパン https://t.co/AQqAIR5QBO
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) November 9, 2015
私の母校の江陵中学校のすぐ近くに滝川駐屯地があるような場所で育っているので、小学校で親が自衛官という子が1クラス40人に2~3人いたし、同級生に中卒・高卒で陸上自衛隊に入った奴もいた。
※高校に自転車通学してる頃、住宅地を走る60式自走106mm無反動砲を目撃している。大変珍しい光景だが、それだけ陸上自衛隊の車両とのエンカウント率が高い土地柄ということだ。
蝶野亜美のプロフィールが不明すぎて小中高の戦車道から陸上自衛隊目指す少女がどれだけいるのかわからない世界観なんだよな。リボンの武者には戦車道を嗜むマダムも出てくるし、生涯戦車に乗りたければわざわざ陸自に入る必要性もない。あー頭痛い。 #ガルパン
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) November 9, 2015
蝶野亜美に関してWikipediaから気になる部分を抜粋する。
- 陸上自衛隊富士学校富士教導団戦車教導隊の1等陸尉で戦車道の教官。
- 戦車道全国高校生大会の決勝戦では審判長を務める。
- 西住流戦車道師範で陸上自衛隊戦車部隊師範でもある西住しほ(西住みほの母)の教えを受けている。
- 大洗女子学園に特別講師として招かれた際、駐車場の学園長のフェラーリを10式戦車で踏み潰した。
蝶野亜美が陸上自衛隊に入るまでの経歴が不明なので、そこがはっきりすれば戦車道の優秀者は中卒で陸上自衛隊に行ってしまうので道南以外の地域では日本戦車道連盟加盟校がないという理由付けができると思うのだが…?
ガールズ&パンツァー リボンの武者 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (9件) を見る