『√Letter ルートレター 列島最速 PREMIUM EVENT ~ご縁の国“島根”感謝祭~』に行ってきました
角川ゲームスが2016年6月16日に発売予定のPlayStation®4・PlayStation®Vita用ミステリーアドベンチャーゲーム『√Letter ルートレター』の完成披露イベント『列島最速 PREMIUM EVENT ~ご縁の国“島根”感謝祭~』が5月3日JR松江駅前のテルサホールで開催されました。本イベントは松江市に本社があるTSK山陰中央テレビの主催で、テレビCMなどで大々的に告知され、一般参加は事前申込の抽選制となっていました。
5/3の予定が決まりました pic.twitter.com/UxoMfbL9O7
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) April 22, 2016
今回運よく招待状が当選したものの、肝心のゲーム内容に関しては「島根県が舞台のゲームを角川が制作中」以上のことはあまりよくわかっていない状態で、行きの電車の中であわてて公式サイトをチェックしました。おかげで気づけたネタもありました。
この日、西日本は大荒れの天気で、東京からのプレス関係者の飛行機が出雲空港に着陸できないかも? 羽田空港に引き返すかも? というヒヤヒヤの状況だったそうです。伯備線と山陰本線米子~宍道間が強風の影響で一時不通となったため、私も帰りの電車が遅れるなど被害を受けました。今日もまだ風が強いですね。
入場
ルートレターのイベント会場入り。受付に届いてる花から早速仕込みネタが! pic.twitter.com/FzPlPOoxjK
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) May 3, 2016
フラワースタンドには「御祝 大庭同窓生 有志一同」と書かれていました。この「大庭」というのはゲームに登場する架空の高校「島根県立松江大庭高校」のことで、「同窓生 有志一同」とは、ヒロイン文野亜弥の手紙に書かれた7人の級友のことを指しています。こういうさりげないネタを仕込んでくるのがニクイですね。
イベントで角川ゲームス代表取締役社長の安田善巳氏は、島根県立松江南高等学校の生徒に学校帰りに立ち寄る店を聞いたところ喫茶店ウォーターワークスの名が挙がったのでゲーム中に出演交渉したという話をしていましたが、松江南高校があるのは八雲台で、実際に大庭にあるのは私立の立正大学淞南高等学校なので注意です。
公式サイト
『√Letter ルートレター』の詳しいゲーム内容や、開場でも上映された第2弾PVはこちらをご参照ください。
www.r-letter.com
ちなみにページのソースを見ると、ここにも物語の発端となる文野亜弥からのラスト・レターが!
それにしても主人公の名前が「中村貴之」というのは、株式会社ブレインストームの中村隆之氏(バーチャファイター、トバル2、エアガイツ、ルミネス等の作曲)と同姓同名なのでびっくりしますね。
ゲームニュース
『√Letter ルートレター』の動向に関して、国内メディアではインサイド(株式会社イード)、GAME Watch(株式会社インプレス)、Gamer(株式会社イクセル)の3社が積極的にニュースに取り上げており、今回のイベントに関してもこの3社が相次いで速報していますが、特にインサイドはゲーム内容に関しての速報性が高く、記事が2つに分かれているのが特徴です。
自社(カドカワ株式会社)はファミ通がプレスに入っていますが、現時点(2016年5月4日午前11時)でファミ通.comに当該記事は見当たらず、林克彦編集長のツイートのみとなっています。なお、電撃系には動きが見られません。5月5日に記事を確認しました。
Gamer
www.gamer.ne.jp
イベントの進行順に記事が構成されており、プレゼントコーナーやサプライズメッセージなどのライブ感が伝わってきます。記念撮影に私は写ってませんね…
GAME Watch
game.watch.impress.co.jp
日髙のり子さんと麦穂あんなさんによる生アテレコ「声優 Live シアター in 島根」の写真多数。こちらもおよそイベントの進行順に記事が構成されています。
インサイド
www.inside-games.jp
www.inside-games.jp
今回のイベントで初公開となったゲーム内容に関する速報記事と、イベントの要点をまとめ関係者の熱意にスポットを当てた記事になっています。
電撃オンライン(5/5追加)
dengekionline.com
電撃もイベントの進行順に記事が構成されており要点がわかりやすくまとめられています。記念撮影は見切れてますが私も写ってますね。
4Gamer.net(5/7追加)
www.4gamer.net
4Gamerもイベントの進行順に記事が構成されています。写真多め。記念撮影は顔半分だけどギリギリ写ってますね。
ファミ通
島根の特色がたっぷり盛り込まれた、アットホームで満足度の高い「√Letter」完成披露イベントでした。「しまねっこ」と「えいっとくん」かわいかったw #ルートレター pic.twitter.com/7aFDbuV7Lu
— 林克彦@ファミ通 (@Famitsu_Hayashi) May 3, 2016
記念撮影はえいっとくんの角に隠れてますが右端にしっかり写ってますね!
松江「ルートレター」イベント、一般参加者も集まって記念撮影。山陰中央テレビのゆるキャラ・エイトくんの影になったワタクシ。 pic.twitter.com/gLhOi9XG9P
— 赤井孝美 Akai Takami (@akai_takami) May 3, 2016
ということは、もしかして私の前に立っていたのは『プリンセスメーカー』の赤井孝美さん!?
5/7追加
www.famitsu.com
“島根県の伝統行事である餅まき”に疑問を呈するツイートが見られたので、島根県で上棟式以外の餅まきについて調べてみました。おとなり山口県の伝統行事のような気もしますが…?
地元島根の営業で餅まき。
— ネルソンズ 青山久志 (@HisashiAoyama) 2016年1月2日
すげぇ盛り上がった。 pic.twitter.com/MJM3k2rnWd
- 毎年10月第3日曜日 松江祭鼕(どう)行列
昨年は100周年のお祭りでした。鼕友会による餅まきが行われます。ルートレターはこれに倣った可能性が高いです。 - 2015年8月29日 島根県立隠岐島前高等学校 文化祭
“最後は、生徒会による映像の上映と家督会による餅まきをして、文化祭は幕を閉じました。”とあります。 - 2016年5月4日 浜田市 弥栄ふるさと体験村 春祭り
“2016年全国どぶろくコンテスト 最優秀賞受賞記念《餅まき》(12:00~)”ルートレターの翌日のイベントです。その他、餅まきが確認できた島根県内のイベントは以下のとおり。
…とここまで調べて重要なソースを発見! 松江には古くから祝餅を配る風習があるようです。
島根県立古代出雲歴史博物館|松江市の祭リスト
餅まき
イベントの終盤に餅まきが行われました。ゲームのイベントで餅まきは珍しい!?
ルートレターのイベントで餅まきがあったんだけど、餅が島根県じゃなくて米子ということで会場からどよめきが… pic.twitter.com/8XTuQNOf59
— 萌尽狼(日本空中戦車道連盟) (@asialunar) May 3, 2016
まあ米子は島根県ですから!(問題発言)
それよりこのしまねっこと文野亜弥が手をつないでいるスタンプ風のイラストかわいいですね。レア度高いかも!?
記念撮影
イベントの最後は撮影自由タイムでした。
TSK山陰中央テレビの元アナウンサー(現在は本社営業局の局次長という偉い人)岡本隆志氏。
麦穂あんなさんとともにイベントの司会を務め、ゲーム中にも本人役で登場。「声優 Live シアター in 島根」にも出演し、一日限りの現役復帰を果たしました。
主人公が泊まる旅館の仲居・坂田智子役の声優麦穂あんなさん(最初聞いたとき「麦ごはん」かと思った)。
イベントでは司会のほか犬・猫・アルパカと多彩な声を披露。また島根県出身ということで本作では出雲弁の方言指導でもご活躍されたとのことです。
左から島根県出身で角川ゲームス代表取締役社長の安田善巳氏、ヒロイン文野亜弥役の声優日高のり子さん、台湾のゲーマータレントでしまねっこが大好きなコニー・ローさん、その後ろがソニー・インタラクティブエンタテインメント台湾プレジデントの江口達雄氏。
『√Letter ルートレター』は2月2日の台北ゲームショウ2016で台湾を含むアジアでの発売を発表。今回のイベントには台湾のメディアも取材に来ていたとのことです。
TSK山陰中央テレビのイメージキャラクターえいっとくん。生で見たのは初めて。
「えいっとくんたいそう」という2番がヤバイ内容の体操をしてるわりには、しまねっこよりおとなしい子でした。
しまねっこは撮ろうと思ったらもうホールの外に! ゲーム中ではギャラリーモード解放条件となるサブストーリーのひとつを担当する重要キャラです。
ちなみにこのイベントの直前までしまねっこは松江フォーゲルパークにいたみたいです。人気者は忙しいですね!
松江市で行われている「松江フォーゲルパークゴールデンウィークイベント」は室内にゃから雨の心配にゃしにゃ(o´・ω-)bこのあとは12時50分〜と15時20分〜ステージに出るにゃ♪♪みんにゃ、遊びに来てにゃ〜(ฅ'ω'ฅ) pic.twitter.com/q9FpBCo62a
— 島根県観光キャラクターしまねっこ【公式】 (@shimanekko_) May 3, 2016
感想
「ろん」さんのニコニコ生放送では昔の衛星放送を思わせるものすごいタイムラグが発生し「島根回線」「日本とアメリカ」というコメントが飛び交うハプニングもありましたが楽しいイベントでした。
安田善巳氏の話では『√Letter ルートレター』の立ち上げから既に3年経っているとか。ゲームの開発としては結構時間と費用がかかってる印象です。ただ、50年後100年後に残る島根県が舞台の作品として最高のものを作りたいという熱意が伝わってきました。
背景美術に必要な膨大な写真(季節や時間による風景の変化)は数回のロケでは足りず、現地の陶芸家の女性(会場にいらっしゃいました)に多大なるご協力を頂いたとのコメントもあり、こういったなかなか表立つことがない開発の苦労話が垣間見えるのもイベントの醍醐味と言えるでしょう。
イベントでは一般人の次回作への出演権を懸けたじゃんけん大会が行われましたが、その次回作であるシミュレーションRPG『GOD WARS ~時をこえて~』は既に昨秋発表済みということにイベント終了後になって気付きました。出雲神話がテーマであり、PVの映像や音楽の雰囲気から、『√Letter ルートレター』とは静と動の関係にあるんだなと思いました。こちらも箕星太朗氏がキャラクターデザインということで注目を集めそうですね。
- 出版社/メーカー: 角川ゲームス
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 出版社/メーカー: 角川ゲームス
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
※サントラCDは限定版同梱です。