旧萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ ※更新終了

私の『ガールズ&パンツァー劇場版』再生環境はこんな感じです!

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ガルパン劇場版のためにプロジェクター導入を検討して1ヶ月、悩んだ末にたどり着いた結論は自分のライフスタイルに合わせて普段使うものに金をかけるべきだということだった。モニターを31.5インチに買い換えることでようやく落ち着いたので、音響機器を含めた私のガルパン劇場版再生環境をまとめてみた。


モニター:iiyama ProLite X3291HS

昨晩、松江のパソコン工房から約4kmを歩いて持って帰ってきたのでまだ腕と肩が筋肉痛で痛い。

moetsukiro.hatenablog.jp

ガルパン劇場版を大画面で観るためにプロジェクターを買うべきか悩むこと1ヶ月、100均の虫眼鏡でスマホをプロジェクターにする工作記事を目にし、スマホの画面じゃどう考えても輝度不足だけど試したかったので作ってみたら、用意した箱の長さと虫眼鏡の大きさや倍率の相性が悪く焦点が合わせられないという失敗作になり、そこから投射距離が思った以上に必要だということやガルパン劇場版を観るごとに部屋を暗くすることができるのかなどといった問題を改めて突き付けられた結果、プロジェクターは自分のライフスタイルに合わないので普段使うものに金をかけるべしという教訓を得て「ここは超信地旋回でいきましょう」ということになった。

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当初交通費をかけてもAmazonより安いので応答速度1msのGE2488HS(税込18,338円、重さ3.5kg)を買うつもりで松江に行ったが、店頭で見比べたら今まで使ってきたニチワ電子Neko-2400と同じ24インチでは不満だったので、応答速度は劣るもののギリギリ予算内なので31.5インチのX3291HS(税込28,922円、重さは倍の7kg)を買ったというわけだ。歩いて持って帰るのは大変だったが、豊年屋機工部のレオポンさんチーム軍手のおかげで乗り切ることができた。ブラウン管モニター時代からパソコンを使っていることを考えると、32インチのモニターが片手で持てるというのはすごい時代になったものだと改めて実感する。

必要な接続ケーブルは全て同梱されているが取扱説明書はクイックスタートガイドのみで、設定ボタンの操作についてはiiyamaのウェブサイトからPDFをダウンロードする必要があるのがやや不親切か。またスピーカー内蔵だが本体の+-ボタンではボリュームが変えられず音声入力ソースをHDMIからラインに変更することで消音する必要があったり*1、入力選択が自動だとHDMIとDVIを両方立ち上げている時にうまく切り替わらなかったり、OSD設定のOSDが何なのかの説明がなかったりするところが不満なものの、色温度をsRGBにすると応答速度以外の項目がロックされてしまうため特に設定が難しいということはなかった。

交換した21.5インチのLenovo L2262がすごくちっちゃく感じる。急に画面が大きくなったのでパソコン作業はまだ慣れないが、没入感は相当なもの。ガルパン劇場版は動きの激しいシーンでも細部がハッキリ見え、画面を大きくしてよかったと思うと同時に、同じフルHDでもモニターによってこんなに情報量が変わるのかと驚いている。ハーフグレアパネルなので多少映り込みがあったり、IPS液晶なのでパソコンだとスクロール時に文字の残像が気になったりすることもあるが大きな問題ではなく、総じて満足度は高い。


スピーカー:PreSonus Eris E4.5

以下のものはガルパン劇場版のために購入したものではないが、再生環境として改めて取り上げる。

実売価格約2万円のパワードモニタースピーカー。
背面にはハイ・ミッドの可変コントロール、ローカット・スイッチ、アコースティック・スペースという1kHz以下を-2dB、-4dB下げるスイッチが備わっているので、ニアフィールドモニターのセッティングで悩ましい調整も楽。
解像度が高く、結構低音が出るのでガルパン劇場版の2chステレオを家庭で楽しむ分には個人的には十分じゃないかなと思う。


ヘッドホン:PreSonus HD7

PreSonus プリソーナス ヘッドフォン HD7

PreSonus プリソーナス ヘッドフォン HD7

実売価格約6千円の激安モニターヘッドホン。形はAKG K240に似ている。
セミオープン型なので多少の音漏れあり。解像度が高く、定位感も悪くない。
結構低音が出るのでマスタリングには不向きだが、普段づかいでも楽しく音楽を聴けるモニターヘッドホンと言える。
4年間愛用しており個人的にはお気に入り。同じメーカーで揃えたのでスピーカーと音のキャラクターは似ている。


ミキサー:MACKIE TAPCO MIX60

MACKIE ウルトラコンパクトミキサー MIX.60 MIX60

MACKIE ウルトラコンパクトミキサー MIX.60 MIX60

廃番商品。6chのアナログミキサー。現行機種は8chで実売価格約1万円のMIX8
東京電力ではない。MACKIEはローエンド機でもハイエンド機と遜色ない部品が使われており音痩せしない。
音のキャラクターはアメリカンでやや突っ込み気味に入れるとコンプがかかったようなパワフルな音になるのが特徴。
バスアウトはないので複雑なルーティングはできないが、ハイ・ミッド・ローのEQがあり音が調整しやすい。
近年アナログミキサーはネット配信用としてch数の少ないローエンド機の選択肢が増えたが、EQはハイ・ローのみでミッドがないものが多いので、できれば3つツマミがあるものを選びたい。*2
ガルパン劇場版のDTS Headphone:Xだけでは極上爆音のような迫力が出ないという方は、EQで調整してみてはどうだろうか?



というわけでモニター+スピーカーで5万円でおつりが来るという激安環境だが、参考になれば幸いである。


*1:後で気付いたがこれはHDMIのみボリュームとして動作して、DVIではエコモードのショートカットになる仕様らしい。

*2:もちろんDJミキサーでも構わないのだがそちらは私の専門外なので…(^^ゞ