AKAI MPK Mini Play現時点でわかってることまとめ
10/22発売のAKAI MPK Mini Playが10/25届きました(Amazonが発売日に入荷してなかったため)。
MPK Mini MK2にGM音源を内蔵したようなもので、スタンドアロンで作曲用キーボードとして使いたい人にはうってつけですが、はたして内蔵音源は使い物になるのかが気になっていました。
現時点で日本のAKAI Professionalのウェブサイトには掲載されていないので、詳細は英語版をご覧ください。
http://www.akaipro.com/products/keyboard-controllers/mpk-mini-playwww.akaipro.com
ここに書いてあることが公式から提供されている情報のすべてです。音源の仕様はおろか、本体の外寸すらまったくわかりません。
国内で出荷されたものには日本語ユーザーガイドが付属しますが、英語を翻訳しただけなので内容的にプラスされたものはありませんでした。
大きさこんな感じです。テンキーなしキーボードと同じくらい。
こたつの上で撮影しましたが、これからの季節これくらいの大きさのキーボードが重宝しますよね。
動作検証PCがWindows7なのがアレですが、さっそくUSBケーブルをつないでみます。
スクリーンショットのように自動で標準ドライバがインストールされます。
おーぷんMIDIぷろじぇくとの「MIDIせれくたー」を使ってMIDIマッパーを確認してみます。
出力MIDIデバイスにMPK mini playが選択可能になっています。
つまり内蔵音源は外部音源として使えるということです!
次に音色について。
キーボードの1~128番の音色はGM音源とまったく同じです。
ドラムセットの1~10番は以下の通り。
001 Std. Set
002 Room Set
003 Power Set
004 Elec. Set
005 Tr808 Set
006 Jazz
007 Brush
008 Orchestra
009 SFX Set
010 CM-64/32
一見するとGS互換っぽいですが(なぜかCM-64/32まで入ってる)プログラムチェンジナンバーは1~10なので注意。
さて、外部音源として使えるのかというと、結論としては微妙です(汗)
使えないこともないくらいに思っておくのが無難かと。
どうも同時に複数のチャンネルにプログラムチェンジを送信するとフリーズするらしく、しょっちゅう固まりました。
そして、キーボードのCH1とドラムセットのCH10以外に送信したプログラムチェンジは、すべてCH1の音色が切り替わります。
なので、CH2~9とCH11~16は使えますが音色がピアノから切り替えられません。
3ピースバンドでもやれってことですかね!?
GMシステムオン、GSリセット、XGリセットを送信してみましたが無意味っぽいです。
なお英語版公式サイトからFavorite Editorをダウンロードできますが、これは記憶されているFAVデータをいじるためだけのもののようで、リアルタイムにノブのパラメータが反映されるようなエディターではないため、大変使い勝手が悪いです。
ノブでいじれるフィルター類には独自のコントロールチェンジが割り当てられていることがわかります。
ちなみにCC91(リバーブ)・CC93(コーラス)は使えました。
発音数についてですが、音色をオルガンにしてシーケンサーからドレミファソラシド×7オクターブ=49音送信してみましたが鳴りきった(途中で音切れしているようには聞こえなかった)ので、発音数にはかなり余裕があるように思えます。
ただし音色に何ボイス使っているか不明なため、仮に64音と推定しても実際に64音鳴りきるかはわかりません。LA音源のようにアタックとリリースが分かれている音色が多いので、アタックだけ2ボイス消費してしまう可能性が高いです。
2ボイス音色×32音=64音(実質32音)あたりを推定しておくのがいいような気がします。
25鍵なので普通に使う分にはまったく問題ない発音数と言えるでしょう。グリッサンドでジャラジャラしても音切れの心配はナッシングです!
www.youtube.com
デモはすごそうですけどねぇ…
ちょっと時間がなくなってしまったので、またあとで書き直すかもしれません。
追記
MPK mini playで受信可能なコントロールチェンジが判明しました。詳しくは次の記事をご覧ください。
moetsukiro.hatenablog.jp