旧萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ ※更新終了

M3-2019春に当選しました

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M3-2019春サークルカット

2月1日にM3-2019春の当落通知があり、kaguyadepthは無事当選しました。

  • 配置場所:第二展示場2F
  • スペース番号:シ-27x
  • スペース種類:レギュラーミニ

M3-2019春の開催概要については公式サイトをご確認ください。
www.m3net.jp

頒布予定物は次の通り。

  • scytheさんコラボ企画(仮題)(1,000円)
  • Chikkutune 竹製楽器×チップチューン(300円)
  • 禁重音狂奏曲(500円)※

※旧サークル「ASIA LUNAR」の作品になります。スペースの都合上、ベストアルバム『footprints』『one more footprints』は持ち込まない予定です。

新作『scytheさんコラボ企画(仮題)』は、2018年12月2日の北海道コミティア9がきっかけで作り始めました。
moetsukiro.hatenablog.jp

サークルカットに描かれているボクセルによるイメージ画像、そして「タイムパイロット×グラナダ」と「仮想STGサントラ」というキーワードが現在公開できる作品情報の全てです。
元ネタをご存じない方のために、タイムパイロットグラナダというのはこういう感じのシューティングゲームです。


1982コナミ社「タイムパイロット」 KONAMI"TIME PILOT"

Mega Drive Longplay [253] Granada

私とscytheさんなので、もちろんチップチューンゲーム音楽風オリジナル曲集です。scytheさんはゲーム音楽風に初挑戦とのことですので期待して待っていてください。
進捗状況は50%ほど。作品の輪郭が見えてきた頃といった感じです。特設サイトは3月以降に公開予定です。お楽しみに!

さて、既にこの作品に取り掛かって3ヶ月目になるのですが、こんなに早くから春イベント合わせの新作を作ったことは今までありませんでした。
前記事で作れなくなってきている不安について告白したところですが、私はもともとムラッ気がある方なので、順調に進んだためしがないんですね。
moetsukiro.hatenablog.jp

調子がいい時は1日に3曲作って全部採用ですが、何曲か作れてもイマイチでボツにしてしまったり、1曲も作れないまま土日が過ぎ去ってしまったりすることもあるわけです。
チップチューンだからミックスをすっ飛ばすぶん早く作れるけど、音数が限られていることを言い訳にした曲にはしたくないじゃないですか。だから腕が鈍ってきていることを実感するわけで。
若い頃の経験から短期集中決戦で作り始めたら形になるのは早いと踏んでいたんですが、ここ数週間は中盤ステージのイメージが固まらなくて難航してますね。
(updyさん、いろいろアドバイスいただいたのにうまく活かせそうになくて申し訳ないです)

好きなゲーム音楽、例えば『ウルフファング』なんて捨て曲がないわけですよ。どの曲もかっこいいし、全ステージを通して最終面の曲がかかるといすげー!なんだこの展開!ってなるわけじゃないですか。
その域に達する作品には到底なりえないと思うんですけど、やっぱりあとから聞いてこれは捨て曲だなって思うようなことはないようにしたい。だから立ち止まって悩むんですね。
自分の作品だとやっぱり10年前の『加賀峰(かがみね)』と『播嶺(まくね)』を思い出してしまって、『加賀峰』は捨て曲なし、『播嶺』は捨て曲ありって感じなんですね。
『播嶺』は続編という重圧もあったわけですけど、うまくいかなかったことへの後悔も多いので、そういうのはできるだけなしにしたいと思うわけですね。

ASIA LUNARの頃は、EDIA LABEL時代に培った『ふぉ~ぽりふぉにっくまじっく』と『SKA-G』という看板シリーズがあったので、活動開始当初から華やかだったんですが、kaguyadepthには現状色がないと思うんですね。
もともと単色ロゴにしようという意図もあったのでモノクロが基調というのも影響しているのですが、1st EP『Chikkutune 竹製楽器×チップチューン』だけではまだ方向性が定まっていないとも言えるわけです。
なのでこの作品がkaguyadepthの看板タイトルになるようにしたい!という思いも強いわけですね。当然シリーズ化も視野に入れています(続編作るのは大変だと思うけど)。

当初は6月30日の北海道コミティア10向けの新作だったのですが、それまで半年以上あるということで春開催のイベント参加を検討した結果、この作品で打って出るなら最も効果的だろうと踏んだのがM3-2019春でした。
そのためM3に申し込む都合上、作曲よりもサークルカット用のイメージを固める作業が先行しました。なお、このボクセルによるイメージ画像は仮のものです。ジャケットでは変更になる可能性があります。
作品内容については作曲開始時点では必要最小限のことしか決めておらず、今になって少しずつ詳細を詰めていっている感じですが、これは各人思い思いに作れるよう、曲想を縛らないためという考えがあるからです。
その分イラスト担当の人にはオブジェクトが多いのにあやふやなイメージをまとめる作業をお願いすることになって申し訳なく思っています。

タイムパイロット×グラナダ」って言うのはまるっきりの思いつきだったけど、結構面白い組み合わせが出てきたなって思いますね。
ただ桜庭統先生の影がチラつくのは正直荷が重いですなー。桜庭統っぽい曲は期待しないでね。

タイムパイロットって岡本吉起が作ったゲームだったんですね。そもそも調べるまで岡本吉起カプコンの前にコナミにいた事自体今回はじめて知ったのですが。
そう考えると最初のステージって1942の原型みたいなものですよね。岡本吉起って自分には縁のないゲームクリエイターだと思っていましたが、めちゃくちゃ影響大じゃないですか。やだもー。
タイムパイロットゲームデザインって今考えるとものすごいんですよ。発売は1983年ですが、1982年当時技術的に難しかった多方向スクロールのシューティングゲームを実現させたうえ、各ステージの敵キャラクターと背景がカラフルに切り替わってプレイヤーを驚かせ、ループゲームだけどタイムトラベルなので未来に行って過去に戻っても違和感なし。
私はプレイステーションの『コナミアンティークス MSXコレクション Vol.3』で遊んだのが初めてだったので地味で難しいレトロゲームの印象しか持っていませんでしたが、今更ながらその完成度の高さに驚いています。

タイムトラベルがテーマのシューティングゲームはその後もたくさん発売されたので1980年代の後半には特筆すべきことではなくなってしまいますが、近年は題材にされることも少ないと思うので目新しさもあるかもしれませんね。
タイムトラベルがテーマのシューティングゲームはリストアップしてみたいのですが、いかんせん知識不足で…意外なところで銀河婦警伝説サファイアとか、あとはあのクソゲー飛鳥&飛鳥なんかもそうですよね?

というわけで書きたいことはたくさんあるのですがネタバレしても困るので今回はこのへんで!

【23:00追記】Twitterモーメント作成しました

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