「【チップチューン講座】音楽を1音で作ってみよう」をまとめました
http://asialunar.info/monophonic_chiptune.html
現在制作中のモノフォニック・チップチューン・アルバム『禁重音狂奏曲』サイト内に、「【チップチューン講座】音楽を1音で作ってみよう」のコーナーを追加し、その内容をまとめたものをニコニコ動画に投稿しました。*1
内容
モノフォニック・チップチューン(1音チップチューン)の解説ではありますが、より「音楽は1音でも作れる」ということに重きをおいた内容になっています。
サンプル曲は公平性を期すため、私のオリジナル曲ではなく、山田耕筰作曲の童謡「赤とんぼ」(パブリックドメインの楽譜)を利用することにしました。
講座では音楽を1音で作るための方法として「時分割」と「表拍・裏拍」の2つを解説し、その前提知識として「高速アルペジオ」について補足説明しています。
なお、「時分割」「高速アルペジオ」に対し「表拍・裏拍」に関しては適語が思い当たらなかったので、どのように説明したらよいか苦労しました。
講座ではアレンジを完成させることを目的とせず、テクニックの解説は必要最低限にとどめました。結論は各自で実際にアレンジしながら見つけてほしいためです。
特に1音アレンジの場合は表拍・裏拍のどちらかにメロディーを配置する都合上、前ノリ・後ノリのよしあしや、メロディーが遅れて聞こえたり、いびつなメロディーラインでも違和感がないかどうかについては主観的なものとなりますので、こうすべきと結論づけることは避けました。
経緯
7月18日に時分割で音が鳴るかテストをして、19日にノイズチャンネルのみの「Short Cycle Noise Ska」と、時分割の「Time Division Blues」の2曲を作曲しました。
19日は本作がCHIP UNIONに取り上げられ、その報告ブログの中で「自分の中でも整理したいことが多くなってきた」と書いたように解説動画の必要性を感じました。
20日に草案をノートにまとめ、21日に音・画像素材を作成してまずウェブで公開しましたが、読み物としてはオチが弱いため22日に加筆修正しました。
ウェブ版をたたき台として画像・文章を再構成したものがニコニコ動画となります。
ウェブ版では時分割→表拍・裏拍→高速アルペジオの順に解説しましたが、ニコニコ動画版では表拍・裏拍→高速アルペジオ→時分割の順に解説しています。
なお、草案では16~17日に苦労して作った「Into the Rising Sun」の16ビートについても解説する予定でしたが、「赤とんぼ」が3拍子のためカットとなりました。
16ビートは前提をくつがえすもので説明が難しく、カットの結果、シンプルな内容となり講座の難易度が下がったのではないかと思います。
作品募集中
現在制作中のモノフォニック・チップチューン・アルバム『禁重音狂奏曲』ではオリジナル曲を募集しています。〆切は8/31です。
短い曲でもOKです。講座を見て作ってみたという方がひとりでもいたらうれしいですね。
興味はあるけど作れるかどうかわからないという人も、参加表明だけでもOKです。Twitterでこちらからフォローしていない方はリプ送ってください。
詳しくは特設サイトをご覧ください。よろしくお願いします。
http://asialunar.info/monophonic_chiptune.html