メガドライブミニでグラディウスを遊べるようにしたいがいつ頃をどのように歴史改変すればいい?
「なんだよー、メガドライブミニにはグラディウス無いのかよー」
— 松原圭吾@攻略本研究家 (@zerocreate) 2019年5月16日
と言ったら炎上しそう。
先日NHK BS1『COOL JAPAN「ガイド本~Guide books~」』に出演されていたゲーム攻略本研究家、松原圭吾氏のツイートに端を発します。
メガドライブミニの収録ゲーム第3弾が発表され、残すところあと10本というところで飛び出したのが、メガドライブミニでグラディウスを遊びたいという趣旨の発言。
お気持はわかりますがお客様、メガドライブでグラディウスは発売されていないんですよ。えっ?M2ならなんとかしてくれる?…困りましたねえ。
もしもタイムマシンがあったとして、いつ頃のコナミに殴り込みかけて歴史改変したらメガドライブでグラディウスを出してくれるようになるのでしょう?
twitter.com
昨日ツイートしたことはモーメントにまとめましたが、このブログではもう少し掘り下げます。ただし、いくつかの難題があり結論は出ていません。
あわよくば9月のレトロゲーム系イベントに向けて薄い本にして世に問いたいと思っています。長文乱文失礼します。しばらく私の妄言にお付き合いください。
年表1:メガドライブ発売~コナミPCエンジン参入
1988/10/29 | メガドライブ | ||
1988/12/16 | FC | グラディウスⅡ | |
1989/1/27 | MSX | ゴーファーの野望エピソードⅡ | |
1989/8/4 | FC | コズミックウォーズ | |
1989/12/11 | AC | グラディウスⅢ~伝説から神話へ~ | |
1989/12/15 | LCD | ネメシス | |
1990/2/23 | GB | ネメシス | |
1990/12/21 | SFC | グラディウスⅢ | |
1991/7/19 | SFC | がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 | 淡路島のゲーセンでグラディウスが遊べる |
1991/11/15 | PCE | グラディウス |
§1 1988年10月29日:セガ『メガドライブ』発売
1988年3月24日にアーケード版グラディウスⅡが発売され、1988年12月16日にファミコン版グラディウスⅡが発売した。スピード移植だったがファミコンのスペックを凌駕する傑作だった。その間にメガドライブが発売されたことから、メガドライブでグラディウスが出るとしたらローンチタイトルと考えるのが自然かと思われる。ただし、このタイミングだとデキの良し悪しで後発のグラディウスIIIへの影響は不可避。なおセガのローンチタイトルは『スーパーサンダーブレード』と『スペースハリアーⅡ』の2本で、どちらもアーケードゲームの移植または続編。
【疑問】コナミはなぜメガドライブのローンチで参入しなかったのか?
セガハードでのコナミゲームはメガドライブ参入以前だと1985年にSG-1000で『コナミの新入社員とおるくん』と『コナミのハイパースポーツ』の2本っきりであり、その後1992年末にコナミがメガドライブに参入するまでセガハードでコナミゲームが出なかったはなぜなのか?セガとコナミといえばアーケードでは『スクランブル』のセガ版が存在する(一部ゲーム内容が異なる)など関係はあったはずだが、この頃のセガとコナミの間に何かあったのだろうか?
疑わしいのは、任天堂のファミコン優遇措置が手ぐすねを引いているのではないかということ。PCエンジンとメガドライブの初期はナムコが強いイメージなので、ファミコン優遇措置がコナミのPCエンジンとメガドライブ参入を阻んでいたのではないか。コナミのPCエンジン参入に関しては『パロディウスだ!』でモアイ戦艦ステージが削られたのはHuカードの容量不足ではなく、『R-TYPE』のハドソン・アイレムから圧力があったのではないかという噂がまことしやかに流布しているが、このような業界的な圧力がコナミの任天堂以外のハードへの進出を遅らせたのではないか?という憶測は容易に出てくる。
gmdisc.com
いずれにせよこの疑問を解決するには当時をよく知る関係者の証言が必要だ。Twitterやってて詳しそうなのはセガの奥成洋輔氏、ゲーム音楽研究家のhally氏、そして元コナミの古川もとあき氏など…ということになるのだが、正直気が進まない。マネーも必要になるだろうし。この記事を薄い本にしてゲームレジェンドで出したら、当時の関係者がポロッと重要事項を漏らしてくれることに期待したほうがいいような気がする。
余談であるが、M3-2019春で隣だったフグタシステムズのふぐた魔太郎氏から「メガドライブのローンチはバグだらけで無理だろ、グラディウスを移植するにはスペック不足だからメガドライブの設計からやり直せ」という指摘があった。歴史改変のタブーに踏み込んだ発言として注目に値する。確かにコスト度外視でメガドライブをハイスペックにすれば解決するであろう問題は数多あるが、その後のゲーム業界をまるっきり変えてしまう危険性のほうが遥かに高い。ちなみにメガドライブの開発者、石川雅美氏のインタビューはこちら。
www.famitsu.com
5/22追記:コナミとセガは犬猿の仲
“アケゲー業界のトップはタイトーだったのですが、その後はセガがトップになり、業界団体のリーダーも勤めていました。一部の古参の役員の中に、セガを異様にライバル視している人が居るとされています。” / “セガとコナミは何故仲が悪いのですか? - (1)歴史的に見ると、…” https://t.co/clwCiIWODs
— 萌尽狼(kaguyadepth・ASIA LUNAR代表) (@kaguyadepth) 2019年5月22日
“業界に詳しい方ならご存知だと思いますがコナミとセガは基本的に 「犬猿の仲」 と言われてきました。むかーしの話ですが、なんかゲーム機のアイデアを奪ったとか奪わないとかいう話を聞いた事もあります” / “セガとコナミの歴史的快挙!ユーザーにとってのメリットを考え…” https://t.co/fIijydMPsc
— 萌尽狼(kaguyadepth・ASIA LUNAR代表) (@kaguyadepth) 2019年5月22日
“かつてセガ・ナムコと大喧嘩をした名残で両社の店舗にコナミ製品はほとんど存在しない、ていうかコナミが売らない。まともなゲーセンがセガとナムコしかない地域ではコナミのゲームはほとんど遊べない。” / 1件のコメント https://t.co/7Cv0CzB0Z5 “コナミ - chakuwiki” https://t.co/yvcGF9iQFr
— 萌尽狼(kaguyadepth・ASIA LUNAR代表) (@kaguyadepth) 2019年5月22日
“コナミは、業務用ゲームメーカーとしては後発で、駆け出し時代には、セガに製造販売を委託して、格下として使われていた時期もあったりした関係で、セガと仲が悪いというか、異常にライバル視している” / “セガ系のゲームセンターにコナミのゲームが置いてない理由を教え.…” https://t.co/QyRW292P5D
— 萌尽狼(kaguyadepth・ASIA LUNAR代表) (@kaguyadepth) 2019年5月22日
知らなかった!じゃあなんでコナミは犬猿の仲のセガ・メガドライブに参入したの?
1991年6月1日コナミ工業株式会社からコナミ株式会社(英文社名 KONAMI CO., LTD.)に商号変更。これかなあ?コナミの社内体制が一新して、犬猿の仲のセガ・メガドライブ参入を決めたってのは考えられることだよな。 https://t.co/KmrrCW39tl
— 萌尽狼(kaguyadepth・ASIA LUNAR代表) (@kaguyadepth) 2019年5月22日
ハドソンのプーヤン問題マイクロネットのジャンクション問題
コナミ参入前のメガドライブで他社が『グラディウス』の移植を手がける可能性はないだろうか?
いやもちろんね他社からメガドライブにグラディウス移植したいって持ちかけられてコナミが「お前たちには任せておけん、私自らが出る!!」って言ってくれればいいだけなんですけど。
- ファミコンではハドソンがコナミの『プーヤン』を移植した。
このように参入前のハードで他社が移植を手がけるケースを便宜的に「ハドソンのプーヤン問題」と呼称する。5/22追記:ハドソンがプーヤンを移植したのはコナミ参入後なので誤り。 - 当時ゲーム雑誌でメガドライブ版
『Qバート』か何かの広告で(C)KONAMIが記載されていたような記憶があるのだが、記憶違いだろうか?このことからメガドライブでグラディウスとなれば、コナミ参入前に別のメーカーから出た可能性を真っ先に考えた。5/22追記:これはマイクロネットの『ジャンクション』(『キューブリック』のアレンジ移植)と判明。さらに追記:どうやら『ジャンクション』はコナミの著作権ゴロ案件らしい!?(Twitterモーメント参照)
- X68000ではSPSが『グラディウス』(X68000初代機に同梱)『沙羅曼蛇』『A-JAX』などを移植。また自社ブランドで『ネメシス'90改』(MSX『グラディウス2』の移植)を発売している。SPSはメガドライブには参入していないが、ウルフチームなど同じMC68000のX68000とメガドライブでゲーム開発していたメーカーがあったことを考えると、メガドライブでSPSがグラディウスを出した可能性はなくもないと考えた。
- メガドライブではマイコンBASICマガジンの電波新聞社がセガの『アフターバーナーⅡ』を移植した。電波新聞社といえばナムコのイメージが強いがコナミの『ツインビー』や『沙羅曼蛇』のグッズ(文房具)を発売していたことがある。グッズ版権とゲーム移植は全く別の案件ではあるが、このことから1980年代後半に電波新聞社がコナミのゲームを移植した可能性はなくもないと考えた。
§2 1991年11月15日:コナミ『グラディウス』でPCエンジンに参入
§3参照だが、コナミのPCエンジン参入がタイムリミットだ。PCエンジンとメガドライブのラインナップ戦略を変えないと、メガドライブでグラディウスは出ない。
PCエンジン版グラディウスはPCエンジン版ネメシスだった!?
グラディウスIIIの復活ステージを含むと1989年12月以降怒濤の初代グラディウス移植ラッシュになるわけですが、PCエンジンGTが1990年12月1日発売なのでPCEグラディウスはPCEネメシスだったのではないかという憶測が浮上。一方ゲームギアが1990年10月6日発売なので初代グラディウスはメガドライブじゃなくてゲームギアに移植される可能性の方が高くなってしまうわけです。
あとPCエンジンGTがあったからPCEネメシスのつもりでグラディウスをHuカードで出したという推測、当時のNEC HEはPCエンジンシャトルよろしくHuカードを低年齢路線と位置付けていたわけで、コナミ参入第1弾にがんばれゴエモンとか突っ込んできてたらラインナップ戦略まるっきり変わっちゃうわけですよね。
それにしてもネメシスGGが浮上してくるとは…実際に作った人いますよね確か。ゲージが画面上部に固定の。
スーパーグラディウス
前述の「ハドソンのプーヤン問題」とPCエンジンGTに関連して、もしPCエンジンGTがなかったらグラディウスはスーパーCD-ROM²で出ていたのではないか?という憶測と、ハドソンがグラディウスを移植したのではないかという憶測が出てくる。そうなるとタイトルはスーパー雷電のように『スーパーグラディウス』になるのではないか?
スーパーCD-ROM²が1991年12月13日発売なのでPCエンジンGTがなかったらスーパーグラディウスが発売していた可能性もある。ただしメガCDもその前日1991年12月12日発売なので(争ってたんですね)、ここはあくまでもGTがなかったらHuカードで出す必要ないだろうくらいに留めたい。
スーパーグラディウスは音楽をT's MUSICがアレンジしていた可能性が濃厚。スーパー雷電、コットン、ゲートオブサンダーみたいならいいけど、スーパーダライアスIIになる可能性も否定できない…。案外アポロンのスペースオデッセイグラディウスIIみたいな感じのロックアレンジになる可能性も高いかな?と。
またグラディウスIIでボツになった、イメージファイトIIみたいなオープニングデモが、PCエンジン参入第1弾からバリバリやっちゃった可能性もあるわけで。PCエンジンチームには後にときめきメモリアルを作るメンバーがいたわけですし…。
ちなみにアーケード版の『沙羅曼蛇』がロケテでスーパーグラディウスと呼ばれていたらしいです。
@cz500c 兄の話なんですが、1986年に沙羅曼蛇が岡山でロケテストされた時、スーパーグラディウスって名前で呼ばれていたらしいです。私は見ていないのですが・・・。
— 悠里 (@Yuuri_hanai) 2012年2月24日
当時グラディウスは古いと言われていた?
これは多くのゲームファンやゲーム雑誌などが口を揃えて言っていたこと。調べれば出てくるはず。
コナミがPCエンジンにグラディウスⅡを移植したのは、一説にはゼクセクスを移植するのが難しかったからと言われているが、いくら傑作の完全移植とはいえ1992年に1988年のゲームを大々的に広告されてはたまらんといったところだろう。
当時スーパーファミコンのグラディウスⅢからファンになった私のような人にとっては、この一連の復刻ブームはグラディウスにのめり込む大きな一因となったので、逆に嬉しかったのだが、世間的にはあまり快く受け止められなかったのではないか?
【疑問】なぜコナミのPCエンジンとX68000は共通タイトルが多いのか?
『グラディウス』『沙羅曼蛇』『グラディウスⅡ』『パロディウスだ!』『出たな!!ツインビー』とX68000に移植されたタイトルはPCエンジンにも移植されている。悪魔城ドラキュラは当時のコナミがドラキュラ復活祭だった(DS-3にそう書いてあった気がする。あとで確認する)こともありX68000、PCエンジン、メガドライブでそれぞれ異なる内容のゲームが発売されたが、これも共通点として挙げられる。
一方メガドライブに目を向けてみると、『ロケットナイトアドベンチャーズ』の続編『スパークスター』はスーパーファミコンに移植されているし、『T.M.N.T』は元がファミコンの『激亀忍者伝』ということもありスーパーファミコンを中心に展開されており、他にも『バットマンリターンズ』や『タイニートゥーンアドベンチャーズ』といった海外版権をコナミはスーパーファミコンで手がけていた。
つまりPCエンジンとX68000はもともと日本国内にしか市場がないので日本向けのタイトルが集中し、スーパーファミコン(SNES)とメガドライブ(ジェネシス)には海外市場向けタイトルが集中しているのだ。テクノソフトやウルフチームのように、同じMC68000だからX68000とメガドライブで共通タイトルが多いということには、コナミはならなかったのだ。
年表2:コナミのメガドライブタイトル
1992/12/22 | T.M.N.T.リターン オブ ザ シュレッダー |
1993/8/6 | ロケットナイト アドベンチャーズ |
1993/10/29 | リーサルエンフォーサーズ(メガCD) |
1993/12/3 | T.M.N.T.トーナメントファイターズ |
1993/12/10 | リーサルエンフォーサーズ |
1994/3/4 | ハイパーダンク・ザ・プレイオフエディション |
1994/3/18 | バンパイアキラー |
1994/9/15 | 魂斗羅ザ・ハードコア |
1994/9/23 | スパークスター ロケットアドベンチャーズ2 |
1994/11/25 | リーサルエンフォーサーズII ザ・ウエスタン(メガCD) |
§3 1992年12月22日:コナミ『T.M.N.T.リターン オブ ザ シュレッダー』でメガドライブに参入
コナミファンが苦い思いをした、メガドライブにコナミが参入したのにグラディウスが出なかった。これを出るようにするにはどうしたらいいのだろうか?
T.M.N.Tリターンオブザシュレッダー -T.M.N.T RETURN OF THE SHREDDER- - MEGA鋼鉄帝国brog - Yahoo!ブログ
blogs.yahoo.co.jp
Yahoo!ブログが2019年12月15日で終了するとのことなので、重要な部分を引用させていただきます。
メガドライブ中期~後期にかけて、メガドライバーにとって大きなニュースのひとつがコナミ、カプコンのメガドライブ参入じゃないでしょうか。
https://blogs.yahoo.co.jp/tatunama/16758770.html
(中略)
一方、コナミといえばグラディウスシリーズ、ドラキュラシリーズをはじめメガドライブ向き良質アクション、良質シューティングタイトルを数多く持ちながら、コナミ作品の移植はメガドライブでは実現されず、一方シェア争いをしていたPCエンジンではCD-ROM²で良質な移植などを手がけていたこともあって、これらのタイトルの新作や移植、メガドライブオリジナルタイトルの発表を期待していたと思いますし、当時の期待度では新規参入サードパーティの中では相当な期待を寄せられていたと思います。
(中略)
そのコナミがメガドライブ参入第一弾として投入してきたのが「T.M.N.T」でした。
(中略)
これをメガドライブ参入第一弾としてもってくるあたり、コナミの本気(本音?)が分かりますね。当時GENESISではSNESと互角の勝負をしていた米国市場を狙っての参入だったことは言うまでも無く、その後のメガドライブでのラインナップからも伺えます。
(中略)
コナミはその後、バンパイアキラー、魂斗羅ハードコアという傑作をメガドライブに送り込んでくれたわけですが、発売されたタイトルを今振り返って「ロケットナイトアドベンチャーズ」をパワープレイしていたことを思うと、ちょっと物足りなかったなぁと。
今思えば、戦略的に国内でPCエンジンと同じタイトルを発売するわけが無いんですよね。丁度同時期、T.M.N.Tの発売1週間前にグラディウスIIをPCエンジンでリリースしたばかりでしたし。それでも当時はグラディウスシリーズの新作や移植を期待していたんですよ。
ハドソンも国内メガドライブでは1本も発売していませんが、海外では数多くPCエンジンからの移植作品を発売してますし、コナミもスナッチャーはSEGA-CDでは発売になりましたが、結局MEGA-CDにはリストアップすらされませんでしたし。
(後略)
【疑問】1988~1992年頃の海外でグラディウスは人気があったのか?
メガドライブでコナミは10本のゲームを発売したが、シリーズタイトルはT.M.N.T.、悪魔城ドラキュラ、魂斗羅、そしてリーサルエンフォーサーズであり、この中にグラディウスは含まれなかった。
前述のようにメガドライブはスーパーファミコン同様海外市場を強く意識したラインナップとなっていた。ということは当時のグラディウスは海外では人気がなかったのだろうか?
少し振り返ってみよう。NESではグラディウスとライフフォースは出たけどグラディウスIIは出てない。アーケードはネメシス、vsグラディウス、ライフフォース、バルカンベンチャー、グラディウスIII。MSXはネメシス1~3。LCDはグラディウス。人気以前の問題としてタイトルが統一されていない。一方、悪魔城ドラキュラは最初からキャッスルヴァニアだし、魂斗羅はコントラだ。グラディウスブランドが確立されていないのだ。
コナ研がホームページを開設した1998年当時、既に海外にはグラディウスファンサイトがあった。GBA『グラディウスギャラクシーズ(邦題:グラディウスジェネレーション)』は2001年11月9日にEU、2002年1月7日に日本と、海外先行で発売された。PS2『グラディウスV』も海外で高い評価となった。『ネメシスオンライン』というファンメイドのゲームまで登場し、2000年代以降の海外でのグラディウス人気は確実にあるものと思われる。※
このことから海外でのグラディウス人気は、アーケード版グラディウスⅢでグラディウスにブランド名を統一して以降に醸成されたものであり、コナミがメガドライブに参入した1992年頃はまだそれほどでもなかったと推測される。当時の海外ゲーム事情を知る人とコンタクトを取って言質を取りたいところではあるが、俺英語できないし、そもそも日本ですら当時を知る人が少なくなっているのだから、相当の困難を要するだろう。
※コナミグループ50周年記念商品「アニバーサリーコレクション」シリーズが、アーケード、悪魔城ドラキュラ、魂斗羅の3本で、グラディウスが単体でまとまってないことを考えると、2019年現在においても、海外でのブランド力は低いと言わざるを得ないだろう。