元祖石炭スイーツ「石炭飴」について調べてみた
元祖石炭スイーツ「石炭飴」について、身近に入手できるものの実食レポートと、ネット上から拾える情報を元にまとめてみました。
特徴
黒く着色した飴をかち割って不揃いな形にしたもの。
日本ではニッキ飴だが、海外ではリコリス飴。
着色料は竹炭が主流だが、複数の色素を混ぜて石炭らしさを出したものもある(写真)。
塊炭飴 ※実食済
(有限会社石川商店/北海道赤平市)
竹炭で着色されたビート糖の甘みが特徴的なやや辛めのニッキ飴。
【原材料名】道産ビート糖、水飴、ニッキ油、植物炭末色素(竹炭)
夕張炭塊糖
(有限会社阿部菓子舗/北海道夕張市)
夕張のおみやげ品。
【原材料名】不明
石炭飴 ※実食済
(協和製菓株式会社/北海道苫小牧市)
カラメル色素で着色された程よい辛さのニッキ飴。
道外でも販売されている。
【原材料名】砂糖、水飴、黒糖、着色料(カラメル色素)、香料
石炭飴
(株式会社北海道エスケープロダクツ/北海道札幌市)
メーカー倒産。
夕張のおみやげ品。
【原材料名】砂糖、水飴、香料、カラメル、黒色H
Wikipedia
日本語版の「塊炭飴」と英語版の「Coal candy」はリンクされていない。
Wikipedia日本語版には赤平市の名産品のように書かれているが、一般的な「石炭飴」の解説としては不適と思われる。
まとめ
- 石炭飴は必ずしもニッキ飴ではない
- 塊炭飴は商標なので一般名称としては石炭飴を用いるべき
- 石炭飴は海外にもある(むしろ海外の方が歴史が古い)
調べてみると意外なことって多いですね。
※この記事は『みこたん』のボツ設定供養です。