ASIA LUNAR処女作『アキバで迷子』とは?
↑実際に遊べます。小さくて見づらい場合は拡大してご覧ください。
先ほどの記事でお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、実はASIA LUNARゲーム作ったことがあったんです。
作品内容
高校の修学旅行で再会した祐二と咲夜。秋葉原の中古ゲーム店を出たら迷子に…夜までに駅を見つけよう。
(咲夜の声:あいな るか)
※一部ブラウザでは音声が再生されません。古いゲームですのでご容赦ください。
操作方法
コンソール | メッセージ | 選択肢 |
---|---|---|
→ | すすむ | みぎへ |
← | もどる | ひだりへ |
↑ | ― | まえへ |
↓ | ― | うしろへ |
解説
前代未聞のジャンル、秋葉原迷子ゲームです。
しかも女性のみフルボイス(オープニングのみ)。
コンソールは4階調モノクロ画面の「PENC/L」(ペンシル)というP/ECE風の携帯ゲーム機になっています。
横解像度はP/ECEと同じ128ピクセルですが、縦解像度は165ピクセル、コンソールを合わせると201ピクセルとなんとも中途半端な縦画面になっています。
これはなぜかというと、当時流行ってた『ハーボット』というソネットのブログパーツにサイズを合わせたからなんですね。
なつかしー。そういえばハーボットの後は『ブログ妖精ココロ』にもハマりましたねー。
で、これはすべてHTMLで記述してるんですね。javaScriptとかそういうの一切使ってません。
MP3再生もEMBEDタグでやっちゃってるので、動作がブラウザ依存になってしまうんですね。
HTMLを初めて教わったのがゲーム学校だったということもあり、C言語よりハイパーリンクの方がアドベンチャーゲーム簡単に作れるじゃん!ってなっちゃったわけですね。
HTMLで作ったゲームの欠点はリンク先で攻略ルートがバレてしまうことですが、このゲームではシーン番号管理と迷子ゲームという特性で攻略ルートを読めなくしてあります。
IFRAMEで埋め込んでいるのも、ブラウザによってはリンク先がわからなくなるので有利に働いてますね。
さて、ゲーム内容の方に触れますと、オープニングでとあるシューティングゲームが出てきます。
某ガンダムのメカニックデザイナーがキャラクターデザインを担当し、某ゲーム機の末期に発売され、いまだに高額プレミアが付いていて海賊版まで横行しているゲームです。
ちなみにPSPに移植されています。さてなんでしょう?
実際に遊んでいただけるとわかりますが、非常にムズイです。
作者も攻略ルートをすっかり忘れていて、うっかり迷子になってしまいました。てへっ☆
秋葉原に行ったことがある人ほど迷子になりやすい傾向にあります(過去にプレイした人の感想より)。
しかも2000年代初頭に撮影された秋葉原なので、今とは建物もずいぶん違いますし、4階調モノクロ画面ですから情報量が少なすぎる!
というのもいい塩梅となっております。
エンディングは3種類あります!
グッドエンド2種類とバッドエンド1種類です。
ぜひコンプリートしてみてください。
街がテーマといえば…
作品に着手した順番では、旧みこたん(みこたん~巫女と戦車と滝川と~)の方が先なのですが、振り返ってみるとASIA LUNARは街がテーマの2作品から活動開始していることになるんですね。
そして、これも振り返ってみて気がついたことなんですが、昨年もしもガルパンの舞台が松江や淀江だったら? と歩き回っていたのも、この作風と一致するんですね。
こうしてみると、ASIA LUNAR(っていうか萌尽狼)は街をテーマにした創作活動が好きなんですね。
ホント改めて気付かされたって感じです。脈々と続いて来てる感じがします。
みなさんも迷子ゲーム作りましょう!
ひとつの街を適当に撮影して歩いて、それをうまくつなぐだけでゲームになります。
ちょっとした『風雨来記』みたいなものって、こんなに簡単に作れるものなんですよ。
ぜひみなさんも迷子ゲームを作ってみましょう!
『アキバで迷子』はASIA LUNARウェブサイトでも遊べます。
http://asialunar.info/